「雨の日って、ネット遅くない?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
ふだんは快適に使えていたソフトバンクエアーが、なぜか雨になると重たくなる。動画が止まる。ページがなかなか開かない。ちょっとしたことですが、積み重なると、地味にストレスですよね。
この記事では、「雨が降るとネットが遅くなる理由」を、専門用語を避けて、日常に落とし込んだ言葉でお伝えしていきます。
そして、「じゃあどうすればいいの?」というところまで、一緒に探っていきましょう。
「雨が降るとネットが遅くなる」って、本当にあるの?
結論から言うと、あります。そして、その原因はひとつじゃない。
少し想像してみてください。空気中にたくさんの雨粒が漂っている状態。その雨粒の向こうを、目に見えない「電波」が飛んでいる。
雨粒は、ただそこにあるだけで、微弱ながら電波の邪魔をするんです。
「傘をさしてると、声が聞こえにくい」
そんな感覚に近いかもしれません。
遅くなる理由は3つある
ソフトバンクエアーが雨の日に遅くなる理由には、主に以下の3つがあります。
- 1. 雨粒による電波の減衰
- 2. 一斉にアクセスが集中して混雑する
- 3. 機器の一時的な不調
1. 雨粒が電波のじゃまをする
ソフトバンクエアーは、携帯の電波(4G・5G)を家まで飛ばして、Wi-Fiにつなげる仕組みです。
でも、雨の日はこの「電波の道」が雨粒でふさがれがちになります。
とくに、雨粒が多く浮かんでいる時は、空気が重たく感じるように、電波の進みもにぶくなります。
2. 家でネットを使う人が増える
雨の日は、外出を控える人が多くなります。そのぶん、自宅でスマホを見たり、動画を観たりする人が増えます。
回線は「水道の蛇口」みたいなもので、一度にたくさんの人が使うと、どうしても水圧=スピードが落ちるんです。
つまり、雨だから遅くなるというより、雨の日に人が集まるから、混雑して遅くなるんですね。
3. ルーターや基地局の一時的な不調
これは意外に見落としがちですが、機器自体が天候の影響を受けている場合もあります。
湿気が多い日は、ルーター内部の温度が上がりやすくなり、処理が追いつかなくなることも。
また、基地局が局所的にトラブルを起こしている可能性もゼロではありません。
これは、SoftBankの障害情報ページなどで確認できます。
自宅でできる、シンプルな5つの対処法
完全に解決とはいかなくても、「これだけで意外とマシになる」という方法もあります。
- ルーターの位置を見直す
窓から離れた室内中央へ。周囲に家具や電子機器が少ない場所が理想です。 - 夜間の利用を控える
特に20時〜23時は混雑のピーク。動画やアップロードは早朝や日中に回すと快適です。 - ルーターを再起動する
機器のリフレッシュは意外と効果的。雨の日だけでなく、週に1回の習慣にするのも◎。 - Wi-Fiのチャンネルを切り替える
電波干渉を避けるため、設定画面から5GHz帯→2.4GHz帯に変更してみてください。 - 他の通信手段を一時的に使う
テザリングやモバイルルーターでしのぐのもひとつの手段です。
よくある質問
Q. 曇りの日も遅くなるのはなぜ?
A. 曇りでも、湿度や大気の不安定さで電波が影響を受けることがあります。特に気圧が低い日は要注意です。
Q. ソフトバンクエアー以外でも同じですか?
A. はい。モバイル通信を使うルーター全般に言える傾向です。WiMAXやドコモhome5Gでも似た現象は起きます。
Q. 雨の日に絶対遅くならない方法はありますか?
A. 正直、モバイル回線では「絶対」は難しいです。確実に安定したいなら、有線の光回線が一番です。
さいごに
雨が降るとネットが遅くなる。
それは、ちょっとした誤差のようでいて、日常のストレスにもつながります。
でも、設置場所を見直したり、少しだけ時間をずらすだけでも、不思議と快適さが戻ってくることも。
「あれ?今日はスムーズに見られるな」
そんなふうに感じられる瞬間が、きっとあるはず。
まずは、できることから、無理なく、試してみてくださいね。



コメント