「年金だけでやっていけるか不安…」という60代夫婦のために、無理なく続けられる節約のコツと家計の見直し方法をわかりやすく紹介します。
「このまま年金だけで生活していけるのかな…」
そう思うこと、ありませんか? 60代に入ってからは、老後のお金について心配がよぎることも増えてきますよね。
この記事では、そんな不安を少しでも軽くするために、夫婦ふたりで実践できる節約の工夫や、家計を見直すポイントをお伝えします。
無理な我慢は必要ありません。ちょっとした見直しで、気持ちにゆとりが生まれるかもしれませんよ。
年金生活、現実は意外とギリギリ?
「贅沢してないつもりなのに、貯金が減っていくばかり…」
そんな声、実際に多く聞きます。
総務省の家計調査によれば、高齢の夫婦ふたり世帯の毎月の支出は平均で約23万円前後。
一方、年金の受給額はご家庭によって差があるものの、平均では月に20万円程度。つまり、毎月数万円の赤字が出ているケースも珍しくないんです。
それでも、やりくり次第で暮らしは変わります。「使い方」を見直せば、「足りない」を補うことはできます。
家計の見直しは「減らす」より「整える」
節約と聞くと、つい「我慢すること」を想像してしまいませんか?
でも、実はそうではありません。節約とは、無駄を見つけて整える作業なんです。
たとえば健康診断のように、まずは家計の状態をチェックして、不要な出費がないかを確認。そこから、無理のない範囲で暮らしに合った形へと整えていきます。
ここでは、60代夫婦におすすめしたい節約のステップを3つに分けてご紹介します。
- 現状を把握する:支出の見える化からスタート
- 固定費の見直し:長期的に効く節約を
- 日々の暮らしの工夫:無理なく楽しみながら続ける
今すぐできる節約ステップ
① 家計の棚卸しをしてみる
まずは今の家計を、ざっくりでいいので「見える化」してみましょう。
ノートに書いても、家計簿アプリでも構いません。
- 光熱費、通信費、保険料などの「固定費」
- 食費、外食、日用品などの「変動費」
これだけで、「あれ、意外とここにお金使ってたのか」と気づくことがよくあります。
② 固定費を見直す
節約効果が大きいのは、やっぱり固定費。毎月必ず出ていくお金なので、ここを減らせると長く効いてきます。
- スマホは格安プランに切り替えるだけで、月数千円の節約に
- 保険は「入りっぱなし」を見直し、本当に必要な保障だけに
- 使っていない動画サービスやサブスクは、思い切って解約
③ 暮らしの中のちょっとした工夫
節約=楽しみを減らす、ではありません。
日々の生活の中で、ムリなく取り入れられる工夫を見つけてみてください。
- 週に1日は「買い物しない日」を作ってみる
- 旬の食材を使って、安くておいしい料理を楽しむ
- 図書館や地域のイベントを活用して、趣味にお金をかけすぎない
こうした工夫は、節約になるだけでなく、生活そのものをちょっと豊かにしてくれます。
よくある質問
Q. 年金だけでやりくりしている人って、実際どれくらいいるの?
実は、少なくありません。ただし、多くの方が工夫しながら生活されています。支出のコントロールができていれば、年金だけでも穏やかに暮らすことは可能です。
Q. 家計簿は続けられないタイプなんだけど…
ざっくりでも大丈夫です。月の固定費だけ把握しておくだけでも、家計の感覚が変わってきます。完璧じゃなくていいんです。
Q. 食費がかさんで困っています。
買い物の回数を週2〜3回に絞ったり、冷蔵庫の中を使い切ってから次に買うようにするだけでも、かなり抑えられますよ。
まとめ と これから
家計を見直すというと、大がかりなことのように感じるかもしれません。でも、ほんの少しの工夫や気づきが、日々の安心感につながっていきます。
ポイントはこの3つ:
- 収支のバランスをざっくり把握する
- 固定費は見直しが効くところから手をつける
- 節約を「楽しみのひとつ」として取り入れる
できることから、少しずつ。
あなたの暮らしが、もっと心地よいものになりますように。
「よし、今月からちょっと見直してみようかな」
そんな気持ちになったら、まずは手元の電気代やスマホ代からチェックしてみませんか?
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