「節約しなきゃ」と思いつつ、何から手をつけていいか分からないあなたへ
「気づいたら今月も赤字…」
そんなふうに、なんとなくモヤモヤしながら家計簿を開いていませんか?
でも、大丈夫。 節約って、食費やレジャー費をギュッと削るだけじゃありません。
むしろ、固定費をちょっと見直すだけで、何もしなくてもお金が貯まっていく仕組みがつくれるんです。
この記事では、「ムリせず、でもしっかり成果を出したい」主婦のために、毎月2万円の節約も現実的に目指せる固定費の見直し術をご紹介します。
気合いも努力もいりません。 一緒に“ラクして得する家計”を作っていきましょう。
まずは「どこにお金が消えてるのか?」を知るところから
「贅沢してないのに貯まらない」…その理由は?
「うちは旅行もあまり行かないし、外食も控えてる。でもなぜかお金が残らないんです」
家計相談でよく聞く声です。実は、こういうご家庭ほど“固定費のワナ”にはまりがち。
変動費(食費や交際費など)は意識しやすいんですが、固定費は“なんとなく払い続けてる”状態になりやすいんですよね。
たとえば、
- スマホ代が月8,000円のまま3年放置
- 保険の内容をよく知らずに10年以上継続
- 使ってないサブスクが毎月自動引き落とし
……思い当たるところ、ありませんか?
「固定費」を見直すと、節約は“楽になる”
節約というと、「我慢」とか「ストレス」とか、そんな言葉が浮かびがちですよね。
でも固定費の場合は、最初の手間を乗り越えたら、あとは何もしなくても節約効果が続きます。
いわば、“家計の自動ダイエット”。
頑張らなくても、月に1万円、2万円…と自然に残るお金が増えていく。
それって、ちょっとワクワクしませんか?
毎月2万円を浮かせるための、固定費見直しステップ
ステップ1:まずは「固定費一覧」を作ってみる
家計簿アプリや通帳、クレジット明細を見ながら、毎月決まって払っている支出を洗い出しましょう。
カテゴリ | 例 |
---|---|
通信費 | スマホ・インターネット |
保険料 | 生命保険・医療保険・がん保険など |
公共料金 | 電気・ガス・水道(地域によっては見直し可) |
サブスクリプション | 動画配信・音楽・宅配・学習系など |
住宅関連 | 家賃・ローン・管理費など |
この段階では、「削れるかどうか」は気にしなくて大丈夫。まずは“気づくこと”が第一歩です。
ステップ2:相場と比較してみる
たとえばスマホ代。今どき、3,000円以下でも問題なく使える格安SIMが増えています。
なのに、家族全員ドコモのままで月3万円…なんてこと、意外とあるんです。
他にも、保険料が月2万円を超えていたり、使ってないサブスクがそのままだったり。
「みんなはどうしてる?」をリサーチするだけで、大きな発見があるかもしれません。
ステップ3:「ホントに必要?」を自分に問いかけてみる
全部をいきなり解約しなくてもOK。
ただ、“それ、本当に今の自分たちに必要?”と一つひとつ問い直してみるだけで、意識が変わります。
よくある見直し候補:
- スマホ代:格安SIMで年間5〜6万円節約も
- 保険:子どもが大きくなったら保障の見直しを
- サブスク:2ヶ月以上使ってなければ、即見直し対象
ステップ4:比較サイトやプロの無料相談を利用
「自分で選ぶのが面倒…」そんなときは、比較サイトや無料の相談窓口を使うのも手。
保険なら「ほけんの窓口」や「保険見直し本舗」など、強引な勧誘なしで親身に相談にのってくれるところも増えています。
電気・ガスも、地域によっては乗り換えるだけで数千円安くなるケースも。
ステップ5:「見直し日」をカレンダーにセット
1年に1度、見直しの時間をあえて取る。
これだけで、家計の“ムダな固定費”が再発しにくくなります。
おすすめは、年末か誕生月。
「また1年頑張るぞ」って気持ちになるこの時期に、家計もリフレッシュしてみませんか?
よくある質問(FAQ)
Q1. 固定費って、見直すのが面倒じゃないですか?
確かに、最初の手間はあります。でも、一度やればずっと効果が続くのが最大のメリットです。
1時間の作業で月2万円浮いたら、時給にしたら2万円。そう考えると、けっこう割がいいですよね。
Q2. 家族が節約に協力してくれないんです…
“我慢させない節約”から始めてみてください。
たとえば、スマホを格安SIMに変えても、使い心地が変わらないことが多いですし、保険の保障内容を見直しても不安は減りません。
ストレスゼロの節約なら、家族も自然と協力してくれるようになります。
まとめ:節約は「ムリなく、しれっと」が長続きのコツ
固定費の見直しは、家計を根本から変えるチャンス。
節約って聞くと「何かをあきらめる」ような印象を持ちがちですが、 固定費を見直すだけなら、生活の質を落とさずにお金が残るようになります。
- まずは「気づく」ことから始める
- 相場と比べて、今の状態を確認
- 必要なものとそうでないものを分ける
- 相談・比較・解約は“無理のない範囲”で
- 年1回のルーチンで、習慣化
いきなり全部はできなくても、ひとつでもOK。
今日、あなたのスマホ代をちょっとだけ見直してみるだけでも、未来の家計は確実に変わりますよ。
ぜひ、できるところからゆるく始めてみてくださいね。
国民生活センター:https://www.kokusen.go.jp/
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