「なんとなく節約になりそうだから、節水モードを選んでる」──それ、実はけっこう多い洗濯事情。でも、ふと立ち止まって考えてみると、「実際どれくらい節約になってるのか?」って、あんまり把握していなかったりしませんか?
この記事では、洗濯機の標準コースと節水コースでどれだけ水道代に差が出るのかを、ざっくばらんに数字で比べながら、日々の洗濯でムダを減らすコツを一緒に考えていきます。なんだかんだで毎日のことだから、ちょっとの違いが積み重なるとバカになりませんよ。
「標準」と「節水」、その違いって何?
まずは基本の確認から。洗濯機にある「標準コース」と「節水コース」、名前は聞いたことあっても、違いをちゃんと説明できる人って案外少ないんです。
- 標準コース:洗浄力重視。水も時間もたっぷり使って、しっかり汚れを落とす。
- 節水(エコ)コース:水の使用量を抑えながら、時間をかけてやさしく洗う。
つまり、節水コースは「少ない水×長時間」でバランスを取っているわけですね。汚れがひどくない普段着なんかには十分な性能だったりします。
水道代、実際いくら変わる?
さて、ここが本題です。洗濯1回あたりに使われる水の量は、おおよそ以下の通り。
コース | 水使用量 | 水道代の目安 |
---|---|---|
標準コース | 約120L | 約30円 |
節水コース | 約60L | 約15円 |
水道代は「1Lあたり0.25円(上下水込み)」で計算しています。もちろん、住んでいる地域によって多少前後しますが、おおむねこのくらいです。
つまり、1回の洗濯で15円の差が生まれるわけですね。
じゃあ月にどのくらい?
たとえば、週に5回洗濯する家庭だと、
- 標準コース:30円 × 5回 = 150円/週
- 節水コース:15円 × 5回 = 75円/週
月に換算すると、約600円の節約。
年間だと、7,200円の違いになるんです。
「え、けっこうデカくない?」って思いませんでしたか?
節水をもっと効かせるコツ、あります
節水コースを選ぶだけでも十分効果はありますが、さらにもうひと工夫すれば、ムダをもっと減らせます。
- まとめ洗いを習慣にする:毎日こまめに洗うより、2日に1回まとめた方が効率◎。
- すすぎ1回でOKな洗剤を選ぶ:水の使用量をカットしつつ、洗濯時間も短縮できます。
- 風呂の残り湯を活用:洗い工程に使えば、100L近く節水になることも。
- 水量は「自動」より手動:少量の洗濯物のときは、手動で水を減らすと◎。
小さな積み重ねですが、こういう“ちょい技”が効いてくるんですよね。
注意点もあるので、そこはうまく使い分けを
とはいえ、節水コースが万能ってわけでもありません。
- 時間が長くなる → 忙しいときには不向き
- 洗浄力はややマイルド → 泥汚れやニオイには標準コースの方が安心
服の種類や汚れ具合でうまく使い分ければ、節水と洗浄のバランスをうまく取ることができます。
まとめ:その洗濯モード、なんとなく選んでませんか?
毎日何気なく使っている洗濯機。モードの選び方ひとつで、1年後に財布の中身がちょっと変わっているかもしれません。
「え、いつも標準で回してたけど、節水でよくない?」って思ったら、ぜひ次の洗濯からスイッチしてみてください。
目に見えにくいけど、確実に効いてくるのが節約のいいところ。今日から始めてみませんか?
資源エネルギー庁|省エネ家電の選び方:機器の買換で省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
コメント